フクシマ板長
時間があるときはいいですが、中には「できるだけすぐに食べたい!」という方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、馬刺しをスピーディーかつ味を損なわずに解凍する方法と盛り付け方、解凍した馬刺しを使った時短レシピをご紹介します。
解凍〜調理まで、すぐにできるようになりますのでぜひ最後までご一読ください。
目次
スライス済みの馬刺しを選ぶ
解凍方法の前に、すぐに食べたい場合は馬刺しを選ぶ段階でもポイントがあります。それはスライス済みの馬刺しを選ぶ、という点になります。
冷凍馬刺しには主にブロックタイプとスライスタイプがあり、馬刺しをより美味しく食べたい、という方はブロックタイプを、手間をかけずにすぐに食べたい、という方はスライスタイプを選ぶといいでしょう。
ブロック馬刺し
スライス馬刺し
馬たらしの馬刺しは忙しい現代人が自宅でも手軽に楽しめるよう、すべてスライス済みの馬刺しを提供しています。
馬たらしがスライス馬刺しにこだわる理由を解説しております。ぜひこちらの記事もご一読ください。
スピーディーに美味しく食べるには流水解凍がおすすめ!
より味にこだわる場合は氷水解凍がおすすめですが、すぐにできる美味しい食べ方としては流水解凍がおすすめ。
流水解凍は、時間を節約しながら冷凍された食品を解凍する効率的な方法です。特に冷凍された馬肉のような生食用食材を扱う際には、旨味を損なわず、かつ安全に解凍することができます。流水解凍の手順とそのポイントを紹介します。
- 準備
冷凍された馬肉をそのままの状態(パックされている場合はパックごと)で、ボウルや深めの容器に入れます。 - 流水をかける
ボウルや容器に入れた馬肉に、蛇口から直接、冷たい水をかけます。流水は、馬肉の表面と接触することで、冷凍された肉を均一に解凍します。 - 解凍
半解凍の状態になったら完了。この際、解凍のしすぎにご注意ください。馬刺し1人前(50g)の場合、流水解凍の時間の目安はたったの約3分。(レバ刺し、ハツ、炙りヒモなど、お肉が重なり合っている商品は、5分程度の解凍時間をお勧めします。)
解凍方法を動画でも解説しています。ぜひこちらも合わせてご覧ください。
馬刺しの解凍方法を動画で解説
これはNG!解凍する際の注意点
馬刺しを解凍する際は行ってはいけない注意点がいくつかあります。味が損なわれてしまうため、解凍の際は以下のポイントに注意してください。
電子レンジで解凍する
電子レンジでの解凍は厳禁です。電子レンジでの解凍ですと、せっかくの馬刺しのうまみ成分や脂肪分がドリップとして抜け出てしまいます。
常温での解凍
10℃~40℃の温度での環境下、いわゆる常温では、食材の酵素反応が活発となります。酵素が働くと味が変化し、おいしさを損なう恐れがあります。
余った馬刺しを再冷凍する
馬刺しは鮮度が良くなければ美味しく味わえません。解凍した馬刺しは翌日に持ち越したりせず、できるだけその場で食べ切るようにしましょう。
時間が経ったものは、空気に触れて表面が変色し鮮度が落ちています。このような馬刺しは、加熱調理しましょう。
プロが教える馬刺しの盛り付け方
フクシマ板長
彩りを意識した食材を使用する
盛り付けの際、最初に考えたいのが「彩り」です。食べる前に目で楽しむことも大切な食の楽しみ方。特に馬刺しのように色味が単一になりがちな料理は、彩り豊かな食材を加えることで、一気に華やかな印象に変わります。
おすすめは、おろしショウガ、大葉、オニオンスライス。馬刺しの色と対照的で、盛り付け時に色鮮やかな印象を与えます。
薬味を加えることで、色のアクセントだけでなく、味わいの面でも変化を楽しむことができます。
高さやバランスを意識して盛り付ける
次に重要なのが、盛り付けにおける「高さ」と「バランス」です。平面的に盛り付けるだけではなく、高低差をつけることで立体感が生まれ、見た目のボリュームも増します。
例えば、オニオンスライスや大根を細かく刻んだもの(ツマ)を底に敷き、その上に馬刺しを乗せることで、高さと深みを出すことができます。
さらに、馬刺しを丸めたり、扇形に広げたりして盛り付けると、動きが出て視覚的にも楽しめます。
また、馬刺しを2列以上に並べる際には、大葉やレモンの薄切りを間に挟むことで、色彩のアクセントとともに、整然とした美しさを演出することができます。
盛り付けの際に指で少し曲げて立体感を出すだけでも高級感を出すことができます。
詳しくは下の動画をチェック!
盛り付け方を動画で解説
お皿の奥から盛り付ける
盛り付けはお皿の奥から手前に向かって行うことも大切なポイントです。奥に高さを持たせることがポイントで、お皿の奥側にスライスしたオニオン(または大根のツマ)を軽く盛り付けます。
その上に大葉を置き、最後に馬刺しを並べていきます。スライスした玉ねぎを多めに盛るといった感じで高低差を出して工夫してみてください。
同じ馬刺し同士を隣にしない
複数の部位の馬刺しを盛り付ける場合は、全く違う色のお肉がある方がそれぞれの見た目が際立たせるため、色の違う部位を交互に並べていくことでより美しくなります。
馬刺しの部位によって脂の入り方が異なるため、それぞれの特徴を生かして交互に異なる部位を配置することで、見た目にも美しい並びになります。
馬刺しの時短レシピ
フクシマ板長
馬肉のタタキ
馬肉のタタキは、馬肉の柔らかさとジューシーさを堪能できる料理です。表面を軽く炙ることで香ばしさを出すことができます。炙る際にバターやオリーブオイルを使うと、違った香りや味わいが楽しむこともできます。
馬肉のタタキには、おろしポン酢や甘口醤油タレがよく合い、オニオンスライスと合わせると、さらにフレッシュな食感と味わいを楽しめます。柚子胡椒やおろし生姜と合わせて食べるのもおすすめです。
馬肉のカルパッチョ
馬肉のカルパッチョはさっぱりとした味わいで、ご飯のおかずにもお酒のおつまみにも合う一品です。
薄切りにした馬肉を皿に盛り付け、お好みでかいわれ大根をトッピングします。ドレッシングはオリーブオイル・レモン汁・醤油・コショウ・おろしニンニクを合わせた調味料をのせ、仕上げにお好みで粉チーズをふりかければ完成です。
カルパッチョドレッシングの作り方
にんにく(すりおろし) 小さじ1/2
レモン汁 小さじ1
塩 小さじ1/3
こしょう 少々
馬にぎり
馬刺しを握り寿司にして食べる馬にぎりもおすすめの食べ方です。魚では味わえないとろけるような赤身の旨味がしゃりとよく合います。赤みだけでなく、脂がのった霜降りもにぎりとの相性はばっちり。
しょうゆやわさび、ガリと一緒に楽しんでください。ネギや生姜をトッピングするとより一層美味しさが引き立ちます。
まとめ
今回は忙しい方や、馬刺しをなるべく手間をかけずにすぐに楽しみたい方向けに、馬刺しをすぐに美味しく食べる方法をご紹介しました。馬たらしの馬刺しは全てカット済みですので、解凍〜盛り付けまで約5分で本場の馬刺しを楽しむことができます。ぜひ一度お試しください。