熊本のお土産は馬刺しで決まり!?その選ばれる理由を解説

フクシマ板長

熊本を訪れたら、その土地の風土を感じられるお土産を選びたいものです。そんな時、最有力候補の1つとして挙がるのが、熊本県を代表する逸品、馬刺しです。
馬刺しは、家族へのお土産、大切な人へのプレゼント、または日頃の労をねぎらう自分へのご褒美にも最適で、多くのシーンで利用されています。今回は、そんな熊本の馬刺しが、なぜお土産にぴったりなのかを詳しく解説します。熊本のお土産選びの際の一助として、ぜひ今回の記事をお役立てください。

熊本で馬刺しがお土産として有名になった歴史と背景

熊本県が馬刺しの名産地として知られるようになったのは、馬の生産頭数が日本一多い県、ということに由来します。実際、熊本県の令和5年度(20223度)の統計によると、熊本県の馬の飼育数は、約3,947頭となり、これは日本全国で最も多い数です。この豊富な馬の生産頭数は、熊本が馬刺しの有名な産地として知られている理由の1つです。

また、熊本で馬刺しが根付いていることには、歴史的背景もあります。熊本(旧名:肥後国)の初代藩主、加藤清正公が朝鮮出兵中の飢饉を経験し、生き残るためにやむを得ず馬肉を食べたという逸話が残っています。帰国後、その味が忘れられずに地元で馬肉を食べる習慣が根付いたとされています。この話はあくまで一つの説ですが、事実として熊本の馬刺し文化は今も深く根付いています。

現在では馬肉が広く普及し、全国のスーパーで手に入るようになりましたが、熊本の専門店で扱われる馬刺しは、その品質の高さから特にお土産として多くの人に選ばれ続けています。

熊本の馬刺しが美味しい理由

熊本では主に「重種馬」と呼ばれる大型の馬が育てられています。これらの馬は800kgから1トン以上に成長するまで丹精込めて飼育され、秘伝の配合飼料を与えながら約1年半かけて育てられます。
その大きな体格から、サシ(脂肪の入り方)が牛肉のように均等に入りやすくなり、非常に美味しい霜降り肉となるのです。

この重種馬から取れる馬刺しは、とろけるような柔らかさを持ち、ジューシーな肉汁と濃厚な甘みが特徴です。これを最大限に楽しむため、一般的には薬味として生姜やにんにくを加えて食べることが多いです。これらの薬味が、馬刺しをさらに美味しく引き立てます。

また、熊本県内の畜産農家は、品質管理にも非常に厳格です。解体から部位ごとの処理、そして真空パックまでの工程をできるだけ短時間で行うことで、馬肉をできるだけ新鮮な状態で出荷しています。
この迅速な処理が、馬刺しの鮮度と品質を保っています。

熊本の馬刺しはその生産から処理に至るまで、徹底した品質管理と熟練の技術によって、その美味しさが支えられています。それが熊本の馬刺しが多くの人々に愛され続けている理由でもあります。

馬刺しは美味しいだけでなく健康・美容にもいい

馬刺しがお土産にいい理由として、美味しいだけなく、健康・美容にもいいという嬉しいメリットがあるからです。
馬刺しの健康や美容へのメリットは以下の通りです。

1.鉄分が豊富で貧血予防に効果的

馬肉は牛肉、鶏肉、豚肉と比較しても鉄分が非常に豊富です。鉄分はヘモグロビンの主要成分であり、酸素を体の各部に運ぶ重要な役割を担います。
特に月経による鉄分の喪失が多い女性は、馬刺しを食べることで貧血予防につながり、めまいや倦怠感などの症状を軽減することが期待できます。

2.高タンパクで筋肉や美容に良い

馬刺しは高タンパク質であり、筋肉の維持や増強に必要な栄養素を補給できます。また、タンパク質は髪の毛や爪、そして肌の健康維持にも欠かせません。ダイエット中の方やアスリートにも、高タンパクで低カロリーな馬刺しは最適な食材です。

3.カルシウムが豊富で骨を強化できる

馬肉は他の肉類と比較してもカルシウム含有量が高いため、骨や歯の健康維持に寄与します。カルシウムは骨の成長や維持に必要不可欠であり、子供から大人までの健康に重要な役割を果たします。

4.低脂質でダイエットに適している

馬肉は脂肪が少なく、その中でも含まれる脂肪は不飽和脂肪酸が多いです。これにより悪玉コレステロールの低下が期待でき、体脂肪が付きにくくなります。脂っこい食事が多い方やカロリーを気にする方にも、馬刺しは最適な食材の1つです。

5.美容効果も抜群

馬刺しは肌や髪の健康を支えるビタミンB群やビタミンEを豊富に含んでいます。これらのビタミンは抗酸化作用があり、肌の老化を防ぎ、美しい肌を維持するのに役立ちます。また、ビタミンB12は睡眠の質を向上させ、健康的な生活リズムをサポートします。

馬刺しをお土産として選ぶ際のポイント

馬刺しをお土産に選ぶ際は、いくつか注意すべきポイントがあります。

ポイント1:保存と解凍について

馬肉は基本的に冷凍保存で保管をされます。理由は馬に寄生する『ザルコシスティス・フェアリー』という寄生虫への対策です。
この寄生虫は馬の体内で生息しており、中心温度を-20℃で48時間以上維持することにより死滅することが研究により判明しています。そのため、市場で販売される馬肉は、冷凍され真空パックで封入されています。お土産として持ち帰る際や送る際にも、この冷凍状態を保つことが重要です。

解凍するのは、食べる直前が最も理想的です。一般的な牛肉や豚肉と異なり、冷凍庫から冷蔵室へ移しての解凍や、電子レンジでの解凍は避けるべきです。
これらの方法は馬刺しの風味や旨味を損なう恐れがあります。おすすめの解凍方法は、真空パックのまま、氷水を用いて解凍する方法と、流水で解凍する方法の2つです。

ポイント2:お土産におすすめの部位

赤身

馬刺しの部位は大きくロースやヒレといった赤身、中トロや大トロなどの霜降り、フタエゴやタテガミなどの希少部位の3つに分けられます。初めて馬刺しを食べる方や馬肉に馴染みのない方には、赤身から始めることがおすすめです。
赤身はヘルシーで食べやすく、馬肉本来の旨味を味わえることでしょう。霜降りや希少部位もそれぞれ赤身とは違った馬肉の旨味やおいしさを味わい楽しめますが、迷ったらまずは赤身から楽しんでみることをおすすめします。

熊本まで行かなくてもお土産用の馬刺しを購入できる

ここまで熊本のお土産として馬刺しをおすすめしました。熊本まで行かないと新鮮でおいしい馬刺しは買えないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そこはご安心くださいい。
熊本まで足を運ばなくても、多くの専門店がネット通販を行っており、本場熊本の馬刺しを、いつでもどこでもお土産用やプレゼント用に購入することができます。

馬たらしではお土産やプレゼントにぴったりな馬刺しの各種セットをご用意しております。手書きのメッセージカードを付けれるサービスも行っておりますので、大切な人への日頃の感謝をお伝えする際にぜひご活用ください。

フクシマ板長

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まとめ

熊本の馬刺しは、熊本を代表するお土産の1つとして、自分へのご褒美や、大切な人への贈り物として最適です。
馬刺しは他の肉と比べても、決して安価とは言えませんが、だからこそ特別なものとして、お土産やプレゼントとしても喜ばれます。

そんな熊本の名産品馬刺しを、ぜひあなたも1度堪能してみてください。

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