フクシマ板長
この記事では、本場熊本のプロの板前が選ぶ、美味しい馬刺しのランキングをご紹介します。
選び方のポイントから、それぞれの部位の特徴、おすすめの食べ方まで、馬刺しの魅力を深掘りしていきます。
なお、今回のランキングはあくまで私フクシマの個人の主観に基づいておりますので、予めご承知おきください。
目次
熊本のプロの板前が選ぶ馬刺しランキング
第1位: レバー
馬レバーの馬刺しは、臭みが少なく、深い味わいが楽しめることが特徴で、牛レバーよりも歯ごたえがあり、食べ応えがあります。
馬のレバーは、非常に栄養価が高く、特に鉄分を豊富に含んでいます。貧血予防や疲労回復に効果的とされており、女性をはじめとする健康志向の方におすすめの部位です。
レバーの食べ方
馬のレバ刺しは、牛レバーと同様にスライスして楽しむのが一般的です。赤身の馬刺しには甘めの醤油ベースの専用タレを使用しますが、レバ刺しにもこれを使うと美味しいです。
しかし、最もおすすめの食べ方は、塩とごま油を使う方法です。
その訳は、ごま油を加えることで、レバ刺しはごまの香ばしい香りをまとい、そのプルンとした滑らかな舌触りが際立つことにあります。
ごま油がレバーの表面をさらに滑らかにし、口の中で溶けるようになめらかになります。コリッとした食感のレバーにシンプルな塩を加えることで、噛むたびにその深い旨みが引き立つ贅沢な一品です。
レバ刺しをスライスオニオンや大葉などの薬味で巻いて食べるのも絶品です。野菜のシャキシャキとした食感が、レバ刺しの口どけの良さをより一層引き立てます。
塩とごま油というシンプルな調味料を使うことで、野菜の自然な甘みや香りが引き立ち、思わず箸が止まらなくなるほどの美味しさを提供します。
レバーはお酒のおつまみにもピッタリです。ぜひ晩酌のお供にお試しください。
第2位: タテガミ
タテガミは、馬のたてがみの部分から取られる非常に希少な部位で、脂肪とコラーゲンが豊富に含まれています。
独特のプリプリとした食感と、脂肪の甘みが特徴で、他では味わえない特有の風味があります。
タテガミの食べ方
タテガミは独特のコリコリとした食感が特徴で、多くの人を虜にしています。そのままでも非常に美味しいのですが、赤身の馬刺しと組み合わせることで、さらに美味しさが増します。
タテガミの味わいは、豊かな旨みを持つ大トロ馬刺しに似ているとも言われていますが(食感はまったく異なります)、赤身と合わせることで、食卓が一層華やかになり、馬刺しの新たな魅力を発見することができるでしょう。
ぜひ、赤身と重ねて一緒に食べることを試してみてください。驚くほどの美味しさに出会えるはずです!
馬刺しの希少部位タテガミとは?気になるカロリーや食べ方を解説第3位: フタエゴ
フタエゴは、馬の胸部に位置する部位で、2層の脂肪が特徴的です。独特のこりこりとした食感が楽しめることから、馬刺し愛好家の間で高い人気を誇ります。
フタエゴの馬刺しは、脂肪の旨味と肉の歯ごたえが絶妙にマッチし、他の部位にはない独特の食感と風味が特徴です。
フタエゴの食べ方
フタエゴは、にんにくや生姜などと一緒に馬刺し専用醤油でいただくのが一般的です。九州産の甘い醤油は、フタエゴの旨味を引き立ててくれます。
薬味はお好みで、大葉、ネギや柚子胡椒などもおすすめです。
第4位: 霜降り(中トロ)
中トロは、馬刺しの中でも特にバランスの良い部位で、適度な脂肪と赤身の旨味が絶妙に融合しています。
大トロよりもさっぱりとしているものの、赤身の馬刺しに比べるとよりジューシーで、口の中で溶けるような食感を楽しむことができます。
中トロの馬刺しは、その豊かな味わいが特徴で、赤身とはまた異なる、深い旨味と甘みがあります。
霜降り(中トロ)の食べ方
中トロ馬刺しに合うタレは、なんと言っても馬刺し専用醤油がオススメ。
九州産の甘い醤油は、上赤身馬刺しの旨味を引き立ててくれます。
薬味はお好みで、にんにく・しょうがなどが馬刺しの本場熊本では一般的な薬味です。
第5位: 上赤身
上赤身は、馬刺しの中でも特に品質が高く、味わい深い部位です。一般的な赤身よりもさらに柔らかく、臭みが少ないのが特徴で、馬刺しの中でも特に繊細な味わいを楽しむことができます。
上赤身の馬刺しは、高タンパクで低脂肪ながら、深い旨味とわずかな甘みが感じられ、さっぱりとした中にも豊かな風味があります。
上赤身の食べ方
上赤身馬刺しに合うタレは、こちらも中トロ同様馬刺し専用醤油。
九州産の甘い醤油は、上赤身馬刺しの旨味を引き立ててくれます。
薬味はお好みで、にんにく・しょうがなどが馬刺しの本場熊本では一般的な薬味です。
番外編: ユッケ
今回のランキングには入っていませんが、番外編として特別にオススメしたい馬刺し料理が「ユッケ」です。
ユッケは馬肉を細かく刻み、ごま油、ニンニク、ネギ、醤油などと混ぜ合わせて作る韓国料理の一種で、日本でも大変人気のある料理です。
馬肉特有の甘みと、調味料の風味が絶妙に組み合わさり、独特の美味しさを生み出します。
ユッケは、そのまま食べても良し、ご飯の上にのせてユッケ丼にしても良しの万能さを持っており、馬肉の旨味を存分に楽しむことができます。
また、生卵黄を上にのせることで、よりコクの深い味わいを楽しむこともできます。
本場熊本では、新鮮な馬肉を使用したユッケを提供する店もあり、現地ならではの美味しさを味わうことができます。
ユッケの食べ方
まずは馬刺しを氷水で解凍し、解凍した馬刺しはボウルに入れ、ユッケ用のタレをかけてください。タレが肉にしっかりと馴染むように、よく混ぜ合わせます。
その後、盛り付ける際は、皿の中央を少し凹ませてそこに新鮮な卵黄を置き、細かく切った青ネギや生姜といった好みの薬味を加えます。
シンプルな調理方法ですが、ユッケを手軽に美味しく楽しむことができます。
馬刺しのユッケは美味しい?安全?プロの板前が解説まとめ
今回は本場熊本のプロの板前が選ぶ美味しい馬刺しランキングをご紹介しました。馬刺しは、部位によってさまざまな味わいが楽しめるため、自分好みの部位を見つけるのも一つの楽しみです。
馬たらしでは今回ご紹介した馬刺しをセットでご購入いただくこともできます。馬刺しはご自分で堪能していただくことはもちろん、大切な人へのギフト用にもおすすめ。
下の公式HPのリンクからお買い求めいただけます。
この記事が、馬刺しの魅力を再発見するきっかけになれば幸いです。