馬刺しを食べ過ぎるとどうなる?そのリスクや過食を防ぐ方法を解説

フクシマ板長

美味しくて栄養価も高く、かつ安全性も高い馬刺し。その優秀さから人々に愛されています。過去の記事でも馬刺しの良さを散々語ってきましたが、馬刺しにもデメリットはあるのでしょうか?
今回は、馬刺しの食べすぎによるリスクとその予防方法について掘り下げていきます。

馬刺しによる食中毒の危険性

馬肉はその他の家畜に比べて体温が高く、細菌や寄生虫が生息しにくい環境を持っています。その理由は馬の体温は約40℃と、牛や豚、鶏の約35℃に比べて約5℃高く、この高い体温が、細菌の増殖を防ぐ効果を持っているため、馬肉は食中毒のリスクが比較的低いとされています。

ただし100%寄生虫がいない、というわけではなく、馬刺しに関連する特有のリスクとして、「サルコシスティス・フェアリー」という寄生虫が挙げられます。
これは、冷凍処理が不十分な場合に限り、腹痛や下痢を引き起こす可能性がありますが、現代の流通システムではほとんどの馬肉が厳格に管理されているため、感染のリスクは非常に低いです。

アイキャッチ画像11馬刺しに食中毒の心配はないの?食べる際の注意点を解説

馬刺しを食べすぎるとお腹をこわす?

腹痛の女性

馬刺しはその美味しさからつい食べ過ぎてしまうこともあるかもしてません。食べすぎは消化不良を招き、腹痛や下痢の原因となることがあります。
馬肉は他の生肉に比べて食中毒のリスクは低いとされていますが、消化に時間がかかるため、過剰な摂取は消化器系に負担をかけることがあります。

特に馬刺しのような冷たい食べ物は、体温を下げる効果があり、これが胃腸の機能を低下させることにつながります。胃腸が冷えると消化機能が低下し、食べた物をうまく処理できず、結果的に腹痛や下痢を引き起こすことがあります。

しかし、これは馬刺しに限った話ではなく、どんな食材も適量を守ることが大切です。馬刺しを楽しむ際には、ほどよい量を心がけ、食べ過ぎないように注意しましょう。

馬刺しはプリン体が多い!?

結論から言うと、馬刺しが他の肉と比べてプリン体含有量が多いかと言われると、そこまでの大差はありません。なので安心して馬刺しが食べられます。
馬刺しのプリン体含有量は、部位によって違いますが、一般的に100グラムあたり60ミリグラムから150ミリグラム程度とされています。
これはプリン体が多いとされるレバーや白子などの半分に近い数値です。そのため、馬刺しはプリン体が特に多い食材とは言えません。

プリン体の適切な摂取量については、高尿酸血症や痛風の治療ガイドラインによると、1日あたり約400ミリグラムが目安です。

この目安量を踏まえると、馬刺しを適度に楽しむ分には特に問題はないと言えるでしょう。しかし、他の食材との組み合わせにも注意が必要です。他のプリン体を多く含む食材との併用は、総摂取量に影響しますから、その日の食事全体を考慮して馬刺しを楽しむことが大切です。

具体的には、馬刺しの摂取量としては1日に50〜100グラム程度(7~15切れ程度)が妥当とされています。これを超える量を日常的に摂取することは避けた方が良いですが、たまに少し多めに食べる程度であれば特に心配する必要はありません。馬刺しは栄養価が高く、適度に楽しむことで、健康的な食生活の1つとして取り入れることができます。

馬刺しの過食を防いで安全に楽しむおすすめの方法

馬刺しの食べ過ぎによるデメリットを知っていただいたところで、ここからは馬刺しの過食をどうやって防ぐのか、馬刺しを美味しく安全に楽しむためのおすすめの方法をご紹介します。

馬刺しを食べる際の注意点
  1. 温かい飲み物を添える:
    冷たい馬刺しを食べる際には、温かいお茶やスープを一緒に摂ることで体の冷えを防ぎます。これにより、胃腸の温度が保たれ、消化機能の低下を防ぐことができます。
  2. 食事のバランスを考える:
    馬刺しのみでなく、野菜や穀物など、他の食品とバランスよく組み合わせることで、食事全体の栄養バランスが向上し、消化も助けられます。特に温かい野菜料理や穀物は、消化を助ける役割も担います。
  3. ゆっくりと食べる:
    急いで食べると消化器官に負担をかけることがあります。馬刺しはじっくりと味わいながら、よく噛むことで消化が促され、食べ過ぎも防ぐことができます。

馬刺しを食べるメリット5選

ここまでは馬刺しを食べすぎることでのリスクを解説してきましたが、馬刺しはそれ以上にメリットが多くあり、より多くの方に食べていただきたい食材です。
馬刺しのメリットを5点紹介していきます。

1.鉄分が豊富で貧血予防に効果的

馬肉は牛肉、鶏肉、豚肉と比較しても鉄分が非常に豊富です。鉄分はヘモグロビンの主要成分であり、酸素を体の各部に運ぶ重要な役割を担います。
特に月経による鉄分の喪失が多い女性は、馬刺しを食べることで貧血予防につながり、めまいや倦怠感などの症状を軽減することが期待できます。

2.高タンパクで筋肉や美容に良い

馬刺しは高タンパク質であり、筋肉の維持や増強に必要な栄養素を補給できます。また、タンパク質は髪の毛や爪、そして肌の健康維持にも欠かせません。ダイエット中の方やアスリートにも、高タンパクで低カロリーな馬刺しは最適な食材です。

3.カルシウムが豊富で骨を強化できる

馬肉は他の肉類と比較してもカルシウム含有量が高いため、骨や歯の健康維持に寄与します。カルシウムは骨の成長や維持に必要不可欠であり、子供から大人までの健康に重要な役割を果たします。

4.低脂質でダイエットに適している

馬肉は脂肪が少なく、その中でも含まれる脂肪は不飽和脂肪酸が多いです。これにより悪玉コレステロールの低下が期待でき、体脂肪が付きにくくなります。脂っこい食事が多い方やカロリーを気にする方にも、馬刺しは最適な食材の1つです。

5.美容効果も抜群

馬刺しは肌や髪の健康を支えるビタミンB群やビタミンEを豊富に含んでいます。これらのビタミンは抗酸化作用があり、肌の老化を防ぎ、美しい肌を維持するのに役立ちます。また、ビタミンB12は睡眠の質を向上させ、健康的な生活リズムをサポートします。

まとめ

馬刺しは安全性が高く栄養価も豊富な食品ですが、食べすぎには注意が必要です。やはり何事も適量が大切。
ゆっくりとよく噛んで、食べすぎないよう気をつけながら、健康にも美容にもいい馬刺しを美味しく楽しんでください。

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