フクシマ板長
フタエゴは馬肉の中でも希少部位で、独特の歯ごたえや、脂みの甘みと赤身の旨味が凝縮された味わいが特徴です。
今回はそんな美味しさと魅力が詰まったフタエゴについて徹底解説いたします。
フタエゴとはどんな馬刺し?
フタエゴはお腹の下辺り、肋(あばら)部分の近くにある馬肉の部位です。 馬1頭から少ししか取れない大変希少な部位です。 豚肉で言うとバラに当たります。
フタエゴ馬刺しの名前の由来
なぜ「フタエゴ」という独特な名称になったかというと、諸説ありますが、『フタエゴ』の「エゴ」という言葉が古い日本語で「脂」を意味していたことに起因しています。
この部位が「フタエゴ」と呼ばれるようになったのは、文字通り「二つの脂(脂が二重にある)」という意味から来ています。
つまり、この部位には脂肪が豊富に含まれており、その特徴的な脂の多さを指して「エゴ(脂)」が「二つ(フタ)」あることを表す名前が付けられました。
フタエゴが脂肪分を豊富に含んでいること、そしてその脂肪がこの部位の味わいと食感に独特の特徴を与えていることを示しています。
脂肪が多いにも関わらず、その脂があっさりとしており、食べやすいことがフタエゴの人気の理由の一つです。このように、フタエゴという名前は、その部位の特性をうまく捉えたものと言えるでしょう。
フタエゴ馬刺しの魅力
フタエゴは見た目に特徴があり、脂身がお肉を挟んでおり三層構造になっていますので、お皿に盛り付けた際に紅白が交互に並び、いかにも希少部位!という感じがすごくキレイです。
独特の歯ごたえがあり、白い部分の脂みの甘みと、赤身の旨味が凝縮された味わいが特徴です。
フタエゴの魅力をさらに具体的に解説します。
- あっさりとした脂と豊富な旨味
フタエゴには見た目以上に脂が含まれていますが、その脂は実はあっさりしており、食べやすいのが特徴です。馬肉の脂身は、他の肉類に比べて軽やかな口当たりで、それでいて肉本来の濃厚な旨味をしっかりと感じさせてくれます。これは馬肉特有の特性で、初めて食べる方でも驚くほどすっきりとした後味を楽しむことができるでしょう。 - コリコリとした歯ごたえ
フタエゴのもう一つの魅力は、その独特の食感です。見た目からも想像できるように、フタエゴは歯ごたえがあり、コリコリとした食感が楽しめます。
これは赤身肉や霜降り肉にはない、フタエゴ独自の特徴で、噛むほどに口の中で旨味が広がり、ごはんやお酒との相性も抜群です。食べ応えがありながら、旨味が口の中に広がる感覚は、フタエゴ馬刺し独特の魅力と言えるでしょう。
フタエゴ馬刺しは、そのあっさりとした脂とコリコリした食感が組み合わさって、食事やお酒のお供にぴったりの逸品です。
一度その魅力を体験すれば、思わず「うまい!」と唸ること間違いなし!?その独特の味わいと食感に病みつきになるかもしれません。
フタエゴ馬刺しの食べ方
フタエゴ馬刺しを最も美味しく楽しむための基本は、にんにくや生姜などと一緒に馬刺し専用醤油でいただくのが一般的です。馬刺し用の甘口醤油は、ふたえごの旨味をさらに引き立ててくれます。
その他の薬味はお好みで、大葉、ネギや柚子胡椒などもおすすめです。
解凍方法
真空パックのまま流水解凍、また氷水に浸けます。フタエゴは両側が脂ですので解凍時間も3分くらいの短めでOK。
あまり長い時間水に浸して解凍すると両側の脂が溶けてブヨブヨになってしまいます。 解凍時間にも気をつけてください。
切り方
フタエゴは他の馬刺しに比べると少し歯ごたえがあるお肉ですので、薄めの2-3mがオススメ。 分厚くスライスしてしまうと噛みごたえがあり過ぎて顎が痛る恐れがありますのでご注意ください。
馬たらしで扱っているフタエゴは全てカット済み。解凍するだけですぐに美味しく食べることができます。
刺し身やユッケにして食べるのがおすすめです。
番外編:焼いても美味しいフタエゴ
焼いて食べる際は少し塩を加えて食べることがポイントです。塩はお肉と脂の味を引き立て、その豊かな風味をより一層楽しむことができます。
フクシマ板長
まとめ
フタエゴ馬刺しは、その希少性と独特の味わいで、特別な食体験を提供します。本記事で紹介した食べ方を参考に、ぜひこの貴重な味をご自宅で楽しんでみてください。
馬たらしでは、厳選されたフタエゴ馬刺しをご用意しております。
また、フタエゴ単品だけでなく、様々な馬肉の部位をバランス良く楽しむことができるようになっている、ギフトセットもご用意しております。
霜降りやヒレといった部位と合わせて味わうことで、馬肉の多様な魅力を味わうことができます。