フクシマ板長
ユッケと言えば牛肉をイメージされる方が多いかもしれません。実は馬肉でもユッケが作れることはご存知でしょうか?馬刺しユッケはその味はもちろん、安全性も高く安心して食べることのできる料理です。今回は、そんな馬肉ユッケの魅力やおいしい食べ方、タレの作り方について解説します。
馬刺しユッケの特徴
馬刺しはその食べやすさに定評があり、他の肉と比べても臭みやクセが少ないといわれています。馬刺しは脂身が少なくあっさりと食べられるため、ユッケがはじめてという方にもおすすめ。
馬刺しのユッケには、馬刺しのなかでもやわらかい食感と濃厚な味わいが特徴の「モモ肉」を使うことが多いです。なかでも「霜降り(サシ)」が細かく入っているものはより高級で上質な証となります。とろけるような絶品の口当たりとコクのある甘みを堪能できるでしょう。
また、馬刺しは栄養価も高く、高タンパク、低脂肪でビタミンやミネラルが豊富。ヘルシーな食材としても注目されています。
それに加えて馬刺しは食中毒などのリスクが低い安全性の高さもその特徴です。馬は他の家畜に比べ体温が高いため食中毒の原因となる細菌が繁殖しにくくなってります。また、流通の際は厚生労働省の定めたガイドラインを遵守した「-20℃(中心温度)・48時間以上の冷凍処理」が施されているため、寄生虫を死滅させ食中毒を防いでいます。
馬刺しのユッケは美味しい?安全?プロの板前が解説ユッケの食べ方
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ユッケ用の馬刺しを使う方法
まずは時短編として、ユッケ用の馬刺しを購入する方法があります。解凍して盛り付けてタレを混ぜ合わせるだけで簡単に馬刺しユッケを楽しむことができます。
ユッケのタレはスーパーにも売っていますが、ユッケ専用のタレは馬刺しの通販ショップで一緒に購入することができます。 馬たらしでは、ユッケとタレをセットで販売しています。
卵黄
青ネギ
馬肉を自分でカットしてユッケをつくる方法
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ユッケには赤身肉がよく用いられますが、サシが入った霜降り肉もまた格別の味わいがあります。冷凍された100g程度のブロック馬肉を用意します。
また、中心部がまだ凍っている半解凍の状態が理想的です。これにより、解凍しすぎてドリップ(肉汁)が流れ出るのを防ぎ、カットしやすくなります。
ユッケのタレの作り方
ユッケのタレは市販のものでもおいしいですが、さらにこだわりた方はアレンジしたりオリジナルで作ってみたりするのもおすすめです。そんなユッケ愛が強い方向けにユッケのタレの作り方をご紹介します。
砂糖 小さじ2
コチュジャン 小さじ2
にんにく 1かけ(チューブでも可)
ごま油 小さじ1
酒 小さじ1
すりゴマ 小さじ1
お好みですりおろしニンニクや、甜麺醤やオイスターソースを加えて、砂糖の量を加減してみるのもおすすめです。
おすすめの薬味やトッピング
ユッケと言えばまずはなんと言っても真ん中に乗せる卵黄ですね。きゅうりの千切りや、玉ねぎスライスを土台にするとより美しく、美味しくなります。
薬味では青ネギが一般的。松の実や糸唐辛子をお好みで添えるとさらに美味しくなります。その他馬刺しを食べる時のように大葉や貝割れ大根を添えるのもおすすめです。
まとめ
今回は馬刺しユッケの魅力と作り方についてご紹介いたしました。馬刺しユッケは濃厚なのにしつこさがなく、初心者でも簡単に楽しめる一品です。まずはユッケ用の馬刺しと専用タレのセットから試してみてください。おいしいだけでなく、栄養価と安全性も、馬刺しユッケの魅力です。さまざまなアレンジで、馬刺しユッケを存分に楽しみましょう。