フクシマ板長
今回は、「馬刺しを焼いて食べたい方必見!馬刺しを焼く際のポイントもご紹介!」と題して、馬刺しをより一層美味しく楽しむための焼き方のコツやアレンジ方法を深掘りしていきます。
余った馬刺しの活用方法や、新しい味わいを求める方々に向けて、焼き馬刺しの魅力を解説していきます。
目次
馬刺しは焼いても大丈夫?
まず前提として、馬刺しを焼くことについては、多くの方が疑問を持つかもしれません。
生で食べることが一般的な馬肉ですが、焼いても実は非常に美味しくいただけるのです。
その理由として馬刺しを焼くことで、馬肉本来の旨味が凝縮され、外はカリッと中はジューシーな食感を楽しむことができます。
馬肉は他の肉と比べて脂肪が少ないため、焼くことによってさっぱりとした味わいが引き立ちます。
焼き馬刺しは、余った馬刺しの活用法や、新しい食体験を求める方にとって、新しい発見になるかもしれません。
馬刺しは焼くと臭くなる?
馬刺しは焼くと臭くなるのでは?と心配に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
基本的に匂いが強くなってしまうのは適切に処理されていない馬肉です。
適切に処理された馬肉は、非常に柔らかく、無臭で、どんな料理方法にも適しています。
焼いても、煮ても、生で食べても美味しい、とても万能な食材です。
ただし、馬肉を調理する際には部位に注意が必要です。部位によっては、火を通し過ぎると肉が硬くなる可能性があります。
そういった部位はレアの状態で楽しんだり、表面だけを軽く炙りタタキとして食べるなど、料理方法を工夫することが大切です。
適切な処理と調理によって、焼いた馬肉も非常に美味しくいただけます。
馬刺しを焼くことのメリット
馬刺しを焼くことで、馬肉の旨味が凝縮され、一層深い味わいを楽しむことができます。
加熱することにより、肉の表面にはカリッとした食感が生まれ、内部はジューシーさを保ちながらも、肉本来の味が濃縮されるのです。
焼き加減や馬肉の部位によって様々な食感や風味を楽しむことができます。
馬刺しを焼く際のポイント
それでは、馬刺しを焼く際のポイントをご紹介します。
- 火加減に注意する
馬肉は脂肪分が少なく、火の通りが早いため、焼き過ぎに注意が必要です。薄切りの場合は、強火で短時間焼くことがポイント。
厚切りの場合は、中までじっくり火を通すよりも、外側をサッと焼き、中はレアの状態を保つのがおすすめです。 - 部位に合わせた焼き方をする
馬肉には様々な部位があり、それぞれに適した焼き方が存在します。
例えば、赤身の部位は短時間での強火が適していますが、少し脂の乗った部位では、中火でじっくりと焼き上げることで、脂の旨味を引き出すことができます。 - 下処理を忘れずに
下処理は、玉ねぎをすりおろした後に、馬肉を30分程度漬け込むだけで完了です。
玉ねぎには、お肉のタンパク質を分解する成分が含まれているため、馬肉を柔らかくしてくれます。
玉ねぎ以外には、梨やパイナップルで代用できます。
焼いても美味しい馬肉の部位
馬肉には様々な部位があり、それぞれに焼いた時の特徴と美味しさがあります。
ここでは、焼いて食べることで一層その魅力を引き出すことができる、特におすすめの馬肉の部位について紹介します。
- ヒレヒレ肉は馬肉の中でも特に柔らかく、上質な部位です。脂肪が少ないため、焼くと肉の旨味が凝縮され、非常にジューシーで噛むほどに味が広がります。
ヒレ肉は高温でサッと焼き上げることで、外はカリッとして中はしっとりとした食感を楽しむことができます。 - 上赤身上赤身は赤身の中でも特に風味豊かで、馬肉特有の味わいが強い部位です。しっかりとした食感があり、焼き加減を変えることで多様な楽しみ方が可能です。
焼肉風に味わったり、一枚肉を高火力で外側をサッと焼き、内部を少しレアに保ってステーキとしても楽しめます。 - バラひもバラひもは脂肪分が豊富な部位で、焼くことでその脂の甘みと旨味が際立ちます。
脂肪と赤身の層が織りなす構造により、焼いた際にはジューシーで風味豊かな味わいが得られます。
バラひもを少し厚めに切って焼くと、内部は柔らかさを保ちつつ、外側は適度にカリッと仕上がり、豊かな味わいを堪能することができます。
馬たらしではすでに炙ってある「炙りひも」もご用意しておりますので、気になる方はぜひ1度ご堪能ください。
馬刺しを焼く際に合う調味料とは
馬刺しを焼いて食べる際、その美味しさをさらに引き立てる調味料の選び方は非常に重要です。
焼き馬刺しはそのままでも十分美味しいですが、適切な調味料を加えることで、さらに深い味わいや新たな風味を楽しむことができます。
ここでは、焼き馬刺しにピッタリの調味料をいくつか紹介します。ご自分のお好みに合わせてご活用ください。
- 塩
最もシンプルでありながら、焼き馬刺しの美味しさを引き立てるのが塩です。特に、粗塩や岩塩を少量ふることで、馬肉の旨味を閉じ込め、素材の味をストレートに感じられます。塩のシンプルさが、馬肉の豊かな風味を引き立てます。 - 馬刺しタレ
馬刺し専用のタレは、そのまま生で食べる馬刺しにもよく合いますが、焼き馬刺しにも同じくらい相性が良いです。しょうゆベースの甘辛いタレが、焼いた馬肉の味を引き立て、一層深い味わいを生み出します。さらに、ごま油やにんにくを加えることで、風味豊かなタレを作ることができます。 - バター醤油
バターと醤油の組み合わせは、焼き馬刺しにコクと深みを加えるのに最適です。バターの濃厚な風味と醤油の旨味が馬肉のジューシーさを引き立て、和風と洋風の良さを併せ持つ味わいになります。 - おろしにんにくやおろししょうが
おろしにんにくやおろししょうがは、焼き馬刺しにピリッとしたアクセントを加えます。特ににんにくは馬肉の濃厚な味わいを引き立て、しょうがはさっぱりとした風味で脂っこさを中和します。どちらも焼き馬刺しの味を引き締めるのに役立ちます。 - ポン酢
ポン酢は、馬肉のジューシーさを引き立てつつ、さわやかな酸味でさっぱりとした味わいを楽しむことができる調味料です。柑橘類の爽やかな香りが、焼き馬刺しの風味を一層引き立てます。
馬刺しを焼いて食べるアレンジ例
にフクシマ板長
- 塩や馬刺しタレでシンプルに味わう
焼いた馬刺しは、そのまま塩や馬刺し用のタレで味わうのが基本です。シンプルながらも、馬肉本来の味を堪能することができます。 - にんにくやハーブを加える
焼き加減を調整しながら、にんにくやローズマリー、タイムなどのハーブと一緒に焼くことで、香り高い一品に仕上がります。 - タタキ風にして、ポン酢やおろしにんにくを添えて
外側をサッと焼き、中はレアに仕上げたタタキ風の馬刺しは、ポン酢やおろしにんにくを添えることで、さっぱりとした味わいが楽しめます。
まとめ
馬刺しを焼くことは、馬肉を楽しむ新たな方法の一つです。
ただし、焼きすぎると肉が硬くなってしまうため、火加減には特に注意が必要です。
この記事で紹介した焼き方のコツやアレンジ方法を試してみて、馬刺しの新たな魅力を発見してください。
馬刺しを焼くことに興味がある方は、ぜひお試しいただき、その美味しさを実感してください。