フクシマ板長
今回は、そんな馬刺しには欠かせないにんにくについて解説をしていきます。馬刺しにピッタリの食べ方もご紹介しますので、ぜひ最後までご一読ください。
目次
にんにくの栄養とその効能
にんにくにはさまざまな栄養素が含まれ、健康にいい様々な効能が期待できます。そんなにんにくの持つ栄養とその効能をご紹介します。
血液サラサラ効果が期待できる
にんにくのにおいのもととなるアリシンには強い抗酸化作用があり、血栓を予防して血液をサラサラにする働きがあります。また、血中コレステロール値を低下させて動脈硬化や心臓病を予防する働きも期待できます。
アリシンは体内でビタミンB1と結合するとアリチアミンという成分に変化してビタミンB1の疲労回復効果を持続化させる働きがあります。
糖質の代謝をサポート
にんにくに含まれるビタミンB1は糖質のエネルギー代謝にかかわっており、疲労回復を助ける効果があります。また、脳と神経を正常に保つ働きもしています。
脂質やたんぱく質の代謝をサポート
にんにくに含まれるビタミンB2、ビタミンB6は脂質をエネルギーに変えたり、たんぱく質を分解してエネルギーに変えてくれるビタミンです。これらが髪や皮膚、粘膜などを健康に保ち、成長を促進してくれます。
ビタミンB2は子どもや胎児の発育を助ける働きがあることから「成長ビタミン」とも呼ばれています。
むくみの解消
にんにくに含まれるカリウムは体の水分バランスを保ち、ナトリウムを排出して正常な血圧を保つ効果があり、高血圧予防に効果が期待できます。また、体内の余分な塩分を排出することからむくみの解消にも効果があります。
疲労回復・強壮作用
にんにくは昔から生薬として用いられており、疲労回復・強壮作用などの効能があるとされています。疲れが気になるときや元気をつけたいときにぴったりでしょう。
にんにくの食べ方
にんにくを用いた調理法にはさまざまな方法があります。切り方や刻み方によって、にんにく自体の食感や風味が変わります。にんにくの香りの強さは、切り方で調節できます。ほのかな香りを楽しむなら、あまり切らずに大きいままで使い、強い香りを出したい時には細かく切ったり、すりおろして使います。それでは代表的な食べ方をご紹介します。
すりおろし
にんにくをすりおろすことで細胞が細かくなり、有効成分が全体に広がります。馬刺しの薬味として最もポピュラーな方法で、にんにくの香りと風味が強いことが特徴です。馬刺しのユッケにもよく合います。
ただ香りは一番強くなる調理方法になりますので、大事な商談やデートの前には要注意!笑
みじん切り
にんにくの薄皮を剥き、芯を取ったあとで切り込みを入れて細かく刻みます。みじん切りは、満遍なく風味を加えたいときにおすすめです。
スライス
にんにくを縦切りや輪切りにスライスすることで、にんにくの表面積が増え、風味が広がります。軽く揚げたり、炒めたりすることで香ばしさを引き出せます。
すりつぶし
にんにくを包丁の腹で押しつぶし、炒め油や調味料に使用することで、独特の風味を持たせることができます。軽いにんにくの香りを加えたいときに適しています。
馬刺しに合うのはすりおろしにんにく
定番にはなりますが、馬刺しに合うのはやはりすりおろしにんにくです。チューブ式のものでもいいですが、より美味しく味わいたい方にはご自宅ですりおろしていただくのがおすすめ。
すりおろしにんにくの作り方をご紹介します。
すりおろしにんにくの作り方
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アレンジしたい方向け プラスαの食べ方
おろしにんにくは馬刺しにピッタリの薬味ですが、さらに違った味を楽しみたいかは、さらに「スライスした玉ねぎ」と「大葉」も加えてみてください。
大葉に水にさらした玉ねぎ、馬刺しを入れ、クルッと巻いて食べたらまた違った馬刺しが味わえます。トロッとした馬刺しの味わいの中にシャキシャキした玉ねぎのおいしさは格別です。
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まとめ
今回は馬刺しに欠かせないパートナーであるにんにくについて解説をいたしました。馬刺しもにんにくもどちらも美味しい上に栄養価も高いため、いいことづくめの組み合わせです。
馬刺しはにんにくだけでなく、様々な薬味に合いますので、ぜひ様々試しながらご自身に合う薬味で馬刺しを楽しんでいただければ幸いです。