馬刺しの賞味期限はどれくらい?

フクシマ板長

馬刺しが安全かつ栄養価の高い食材であることは、過去の記事でもお伝えしてきました、しかし生肉である以上、馬肉の日持ちは気になるところではないでしょうか。
実際馬刺しの日持ちはどの程度なのでしょうか。馬刺しを安心して美味し楽しむためには、鮮度を保つことはとても重要です。
そこで今回は、馬刺しの賞味期限や適切な解凍方法について詳しく解説します。

馬刺しの賞味期限はどれくらい?

冷凍馬刺しと、冷蔵保存の馬刺し、専門店でテイクアウトで購入した場合の賞味期限をそれぞれ解説していきます。

冷凍馬刺しの賞味期限

ネット通販で馬刺しを注文すると最も多い、冷凍の馬刺し。
この冷凍馬刺しの賞味期限は一般的に1ヵ月以上とされており、中には6ヵ月〜1年程度持つものもあります。
購入する専門店によっては賞味期限が異なるため、購入時には必ず確認することが推奨されます。

冷凍保存の際に最も重要なのは、一貫して低温状態を維持することです。家庭用の冷凍庫では、扉の開閉が頻繁に行われ、その都度外気が入ることで内部の温度が不安定になりがちです。
そのため、もしお手元に冷凍された馬刺しがある場合は、賞味期限内であっても、できるだけ早めにお召し上がりいただくことがおすすめです。その方が馬刺し最も美味しい状態で楽しむことができます。

解凍後の馬刺しの賞味期限

冷凍された馬刺しを解凍した後は、極力その日のうちに食べ切ることをおすすめします。解凍した馬刺しは、すぐに腐るわけではありませんが、味や風味は解凍すると急速に低下する傾向にあります。
特に馬刺しのような生食用の食品は、解凍後に時間が経過するにつれて、その新鮮な味わいが失われやすくなります。

また、食品の安全性を考慮すると、解凍した馬刺しは長時間チルド室や冷蔵庫で保管せず、解凍したら可能な限り速やかに食べることが望ましいです。
細菌の増殖や食中毒のリスクを最小限に抑えることができます。

冷蔵保存で真空パックの馬刺し

次に真空パックで開封していない状態の馬刺しであれば、5~6日程度は生で食べられます。
通販で販売している場合は、期限が記載されている場合が多いので、表記されている期限内に食べるようにしましょう。
開封後はなるべくその日のうちに、遅くても2日以内には食べましょう。

専門店でテイクアウトした馬刺し

最後3つ目に捌かれたばかりの新鮮な馬刺しを専門店で購入した際は、最も良い状態で味わうためにも、購入したその日に召し上がることをお勧めします。
翌日以降は生で食べるのは避けた方が無難です。時間が経過するにつれて、生食用の馬刺しは鮮度の低下が進み、食品としての品質が落ちてしまうためです。

馬刺しが生で食べられる理由

箸あげ

馬肉は他の肉と同様、多様な食べ方ができる食材で、焼き肉、カレー、煮込み料理など、馬肉を利用した様々なレシピがあり、多種多様な方法で馬肉を美味しく味わうことができます。
しかし、馬肉の深い旨みと独特の風味を最も引き出すには、そのまま生の馬刺しで食べる方法がやっぱりオススメ。

「生で馬肉を食べるのは大丈夫なのか」と不安に感じる方もいるかもしれません。しかし、馬肉は非常に安全性が高く、生食に適した食材です。
その安全性が保たれている理由には、1.馬の体温の高さ、2.特定の細菌が生存できない環境、そして3.冷凍処理が義務付けられていることの3つが挙げられます。

馬の体温の高さ

馬の体温は約40度前後と、牛や豚など他の家畜に比べて約5度高いです。この体温の違いは微生物にとって非常に大きな差となり、馬の体内環境は雑菌や寄生虫が生存しにくい状態を自然と作り出しています。
高体温は、馬が外部からの感染症に対して強い抵抗力を持つ一因となっており、馬肉が他の肉類に比べて衛生的に優れている重要な要因の一つです。

特定の細菌が生存できない環境

食中毒を引き起こす可能性がある細菌の中には、体温が高い環境で生きられない種類がいます。
その代表的な細菌が、腸管出血性大腸菌O157です。O157は牛肉や豚肉を原因とした食中毒の事例が報告されていますが、馬の体内環境では生き延びることができません。
体温が高い馬の腸内でO157は生きることができないためです。

冷凍処理が義務付けられている

馬刺し用の馬肉は消費者が食べる前に48時間以上冷凍処理をすることが義務付けられています。この冷凍処理により、馬にまれに寄生する「サルコシスティス・フェアリー」というの寄生虫を完全に死滅させることができます。
寄生虫は一般的に低温での生存が困難であり、長時間の冷凍はこれらの寄生虫を無害化する最も効果的な手段の一つです。この厳格な冷凍処理基準によって、馬肉は安全に生食することが可能となっています。

アイキャッチ画像11馬刺しに食中毒の心配はないの?食べる際の注意点を解説

冷凍馬刺しの正しい解凍方法

馬肉の鮮度を保つため、冷凍された馬刺しは正しい方法で解凍することが重要です。
牛肉や豚肉と異なり、馬肉は冷凍庫から冷蔵庫へ移してのゆっくり解凍や、室温での自然解凍、電子レンジでの解凍はNGです。これらの方法では、馬肉の旨みが流出してしまい、味と食感が劣化する可能性があります。

美味しく馬刺しを味わうための正しい解凍方法は、真空パックの状態で馬肉を氷水に浸すことです。この方法では、約30分程度氷水につけることで、馬肉の表面は適度に解凍される一方で、中心部は凍った半解凍状態になります。
この半解凍状態になったら、氷水から引き上げて真空パックを開封しましょう。真空パックから馬肉を取り出したら、キッチンペーパーで余分な水分を拭き取ります。このひと手間で、馬肉の臭みをなくすことができます。

冷凍馬刺しを制するポイントは解凍方法にあり!?

その後、馬肉の繊維の方向に注意しながら、繊維に対して垂直に包丁を入れ、スライスしていきます。
半解凍の状態であれば、お好みの厚さに簡単にカットすることができます。スライスした馬肉をお皿に盛り付ければ、”桜肉”と称される美しいピンク色の馬刺しが完成します。

馬たらしが提供する馬刺しは、全てスライス済みになっているため、2〜3分の流水解凍でOKです。
ショート動画で解凍〜盛り付けの方法を解説しておりますので、詳しくはこちらをご確認ください。

馬刺しの解凍方法を動画で解説

まとめ

馬刺しは生で食べても非常に安全な食材です。ただし、冷凍された馬肉を解凍する際には、賞味期限内であってもなるべく早く食べることが重要です。
万が一、何か異常を感じた場合は、生で食べるのを避け、加熱調理して食べることがおすすめです。馬刺しを美味しく、安心かつ安全に楽しんでください。

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